マスク依存症〜私にとってマスクは心を守るシールドだった

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マスク依存症〜私にとってマスクは心を守るシールドだった

マスク依存。1年くらい前からメディアで取り上げられている言葉ですね。TVで見た方も多いかもしれません。私もコールセンター 時代はマスク依存の状態が2年ほど続いていました。

なぜマスクを手放せなくなっていたのか。当時の私の心理状態を振り返ってみます。

マスク依存症

「マスク依存」とはNHKの番組などで取り上げられた言葉です。マスク依存症としているメディアもあります。「症」とは病気の性質、病気の様子という意味。逆にいうと以前の私は素顔恐怖症とも言える状態でした。

マスクをする理由

職業上マスクをつけなければならない人もいる

マスクをする理由は人によっていろいろ

  • 風邪をひいている
  • 喉が痛い
  • 咳が出る
  • 鼻水が出る
  • 乾燥防止のため
  • 周りに風邪の人がいるので予防のため
  • 職務上の義務(歯科医とか)
  • 息がくさい(深夜の深酒)
  • ヒゲを隠すため
  • 唇が荒れているから
  • コスプレ
  • 容姿にコンプレックスがあるから…など

私が年中マスクを着けている理由は、主に容姿コンプレックスとンタルでした。

アンチvsマスク依存者

常にマスクを着けて仕事をしていると、なんでマスクしてるんだよ、挨拶の時くらいマスク取れよという人がたまにいます。

私の周りにもそういう人が2人いて、いずれも40代以上のおじさんでした。この人たちはマイルールを他人にも押し付けたがる人で、人前でマスクをしている人を「失礼なやつだ」と言っていまいした。私がマスクをしている理由については興味はなさそうでした。職場で顔を覆ってコミュニケーションするのが許せなかったようなのです。

なぜマスクを着けているの?と聞かれたら、マスクをつけたいからと答えていました。この人達に本当のことを言うつもりはなかったんですけどね。

後におじさんの一人は深夜の深酒が続き、酒臭い息を隠すため仕事中は常にマスクをするようになりました。

もう一人のおじさんは私と同じオペレーターでしたが、マイルールが強すぎることが原因で上司と衝突を繰り返し、職場に居づらくなったらしくそのうち辞めていきました。

私の前からアンチマスクがいなくなったのです。これで安心して毎日マスクを着けられますね。

 

依存者にとってマスクとはどんな存在?

私と同じマスク常習者である職場の女性Aさんに、どうしていつもマスクをつけているの?と聞いたことがあります。「安心するから」と彼女は言いました。

これがないと落ち着かない
いつも着けているから

はにかみながら話すAさんを見ていると、まるでお守りのようだなと。
いつも身につけているもの、自分を守ってくれるもの

同じく年中マスクをつけている男性のBさんにも聞いてみると「なんか制服みたいになっちゃってるよね」 職場の入り口にマスクの箱が置いてあるんで、入ってくる時につい手に取ってしまう。マスクをつけると「さあ今日も仕事するぞ」とプロのオペレーターモードに自然と切り替わるんだそうです。

 

マスクは外界からのシールド

 

私の場合、マスクは精神安定剤でした。
ストレスの多い職場で外界から自分を守ってくれる防御壁のようなもの。

これがないと仕事ができない
これがないと職場に入れない

元々神経が細くて電話口で怒鳴られたり、ネチネチいやみを言われ続けるとどうしても引きずってしまい、不安や機嫌の悪さが顔に出るタイプでした。心理的に不器用でうまく気持ちを切り替えることができなかったのです。

しかし私も30を超えた大人なので、職場で不機嫌のまま仕事をするわけにはいきません。周りの人に心配されるし、お客様対応や成績にも響いてきますからね。

 

なぜそうなる?

一度マスクをつけ始めて数ヶ月経つと、職場ではマスクを外せなくなります。マスクを取るのが怖いのです。

ずっとマスクをしていた人が突然外すと「こいつこんな顔だったのか」と周りの人は思います。何気ない言葉ですが
常にストレスに晒され続けていて不安定になっていて、容姿コンプレックスが強い私の場合、その状態でその言葉を聞くと暗に容姿を非難されている気持ちになるのです。

冷静に考えれば「こいつこんな顔だったのか」という言葉はシンプルに驚きの言葉です。しかし冷静じゃない容姿コンプレックスの強い私の耳には顔をdisられているようにしか聞こえなくなるのです。

ええわかっています、被害妄想です。自意識過剰ですよね。

けど自分ではどうしようもなかった。それだけメンタルがボロボロで不安定だった。いつ外敵に攻撃されるのか四六時中ビクビクしている小動物のようでした。

当時の私に言葉をかけるとすると「心療内科で話を聞いてもらったあと、飛行機に乗って旅行にいけ」です。

今すぐ職場を離れ、専門医の力と環境を変えて生活することが必要でした。

ここまで追い詰められた人は珍しいかもしれません。本当に追い詰められた人はこういう話を気軽にしないので遭遇したことはないし、当時の私も誰にも話しませんでした。「こいつメンタルやばい」と思われるのが何より嫌だったのです。

しかし常時マスクをつけていて絶対に外さない状態であることから、この人大丈夫かな?と周囲はすでに気づいていたと思いますけどね。

 

マスク依存者は取り締まるべき?

アンチが言うようにマスクは外すべきか?

いいえ。本当に風邪をひいていて周囲への配慮から着用している人もいますからね。

服装規定にも触れておらず、業務上なんら問題ないなら取り締まる必要はないでしょう。
ストレスの多い職場だと分かっているなら尚更です。そっとしておいてあげましょう。彼女たち、彼たちは自らを守っているのかもしれません。

Aさんのように「安心するためのお守りとして」

Bさんのように「プロモードに切り替わるための制服として」

私のように「心を守るためのシールドとして」

どれも仕事をする上では必要なものです。マスク1つでオペレーターの心構えがキッチリ安定していい仕事ができるなら構わないのでは?取り締まる必要はありません。仕事の成果を優先するのであれば、衣服や見た目にはこだわらないはず。

現在の私

本来マスクは健康を守るためのものですが、人によっては自分を守るためのシールドでもあるのです。

ストレスの多いコールセンターで私はギリギリのメンタルをギリギリ維持するためにどうしても外せませんでした。
年中マスクをしている人は内側でいろいろ戦っていたり、ストレス社会で生き残るために着用しているんだな、と生暖かい目で見守ってあげてください。

 

現在の私は働く環境を変えた事もあり今ではマスクはほとんど着用しません。本当に喉の調子が悪い時だけ、年に1〜2回です。今ではすっかり平気。

とはいえ何事も依存しすぎは良くないと思うので、自分でも心配だと思うなら心療内科などを受診した方がいいかもしれませんね。

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